「野生動物の問題~捕獲駆除~ジビエ活用」について、情報発信・広報・講演・教育・担い手の育成をめざす愛知県のNPO法人です。
狩猟免許保持者を中心に、約15名で運営しています。
野生動物の問題を伝える ~いったい今、何が起きている?~
近年の野生動物の増加。農林業被害といった経済的な打撃を引き起こすだけではありません。営農意欲の減退によって、耕作放棄地の増加・中山間地域の人口減少につながります。また、交通事故や感染症の増加も懸念されるなど、地域住民の命の問題にもなりつつあります。
愛猟は、これらの問題を伝えるだけでなく、鳥獣害対策のための新たな技術の紹介や、学校などでの環境教育も積極的に行い、担い手育成のための活動もしています。
狩猟の知識・技術を伝える ~狩猟本来の楽しさ・魅力~
鳥獣害を軽減させる手法。その代表が狩猟です。しかし、やみくもに出猟しても成果はあがりません。 成果をあげるためには、多くの知識・技術が必要となります。
高齢化による狩猟人口の減少によって、後継者への知識・技術の継承が困難な状況です。そこで愛猟は、 現役ハンターによる狩猟セミナーを行っています。セミナーで狩猟本来の楽しさ・魅力を伝え、長期に渡って活躍してもらいたいと願っています。
命の活かし方を伝える ~ジビエなどへ有効活用~
捕獲・駆除された野生動物。シカやイノシシでは約9割が、鳥や小動物ではほとんどすべてが埋め立てなどで廃棄されています。(2018年)
わたしたちは獲る者として、彼らの貴重な命をできるだけ有効活用したいと考えています。愛猟が行うイベントでは、肉の解体技術とともに、専門家が考案した最高のジビエ料理も学べます。またツノや皮を利用したクラフトづくりのセミナーも行っています。